最近、ケガをした後や練習後にアイシングが良いとよく聞きます。アイシングについて詳しく教えて下さい。
アイシングの方法
スポーツの練習で同じ動作の繰り返しによって身体の一カ所を酷使するた
めに、痛み等のスポーツ障害が起こって来ます。
アイシングはケガだけではなく、スポーツ障害の治療やその予防にも役立ちます。アイスバッグに氷を入れて20分位冷やすのが一番良い方法です。プロ野球やJリーグの選手はほとんどこの方法を取っていますが、これをするためには選手一人ひとりが自分のアイスバッグを持っていて、尚かつ氷がないと行えません(写真1)。今回はいろいろなアイシングについてお話します。
★アイスマッサージ…写真2のように紙コップを使って氷を作っておきます。これをタオルで持って円を描くように10分位マッサージをします(写真3)。たれてきた水はタオルで拭き取るようにします。練習や試合直後に
行うと良いです。
★アイシングその1(氷がある場合)…アイスバッグに氷のみを入れて患部にあて、20分位行います。この方法はアイスマッサージに比べ深い所まで冷やせます。アイスバッグがなければビニール袋に氷をたくさん入れて、それをタオル1枚でくるんだものを使うと良いでしょう。
★アイシングその2(氷がない場合)…水道水を使いましょう。手や足の場合バケツに水を張ってその中に入れましょう。冷た過ぎた場合は時々出してまた入れるようにすると良いです。膝や肩のようにバケツに入れられない場所は、水で濡らしたタオルをあてると良いです。
アイシングはストレッチも含めた練習終了後30分以内に行う事が重要です